一級建築士を選ぶ

建築士を選ぶ-3

 最も理想的なのは,パターン3の建築士で,依頼主と設計監理契約を結んだ建築士です。依頼主と契約を結ぶことによって,建築士は依頼主側にたった設計 及び 監理業務を遂行する事ができるのです。もちろん,依頼主は設計監理料が必要です。
 設計料は概ね工事金額の1割から1.5割の設計監理料となっていますが,その金額は,工法の工夫や施工会社との値交渉,工事の分離発注などによって将来捻出することができますので,トータルコストという点では変わらないと思います。また結果として豊かな空間が残りますし,専門的な提案を受けることや あとあと残るトラブルの交渉を回避することなどを考えたら むしろ安いくらいかもしれません。
 ただし,パターン3であっても人間的・経験的に未熟で独りよがりな建築士も存在するので注意が必要です。

一級建築士を選ぶ

建築士のタイプ-2

 トラブル相談でよく耳にするのが,1・2のパターンです。それは,工事中のトラブルに対して,立場的に施工会社に弱いからです。
 依頼主が まず施工会社に住宅建設の話をすると施工会社は建築士を依頼者に紹介しますが,そのときの設計料は施工会社から建築士に支払われるのです。つまり,建築士が受け取る設計料は施工会社から支払われるのです。そんな形では,建築士が施工会社の顔色をうかがうのは当たり前です。さらに「設計料はサービスします」という言葉はまったくのでたらめで,工事費に上乗せされるのです。(ついでに他の部分も上乗せしているかもしれません)施工会社に強く要望できる立場なのかどうかは,重要なポイントです。

一級建築士を選ぶ

建築士のタイプ-1

 それでは,どのように建築士を選べばよいのか,これも問題ですが,常に念頭においてもらいたいことは,建築士は「依頼者側の立場に立って,依頼者の求める空間を現実化させる人である」ということです。だから,短い言葉で述べると,「価値観を共有できる人」を選んだら間違いないでしょう。
建築士には大きく分けて3タイプあります。

        1.施工会社所属の建築士
        2.施工会社と提携している建築士
        3.独立した建築事務所の建築士

 これらのタイプはクライアントとの契約の仕方が違うのです。

理想の我が家

理想の我が家:一級建築士を交えて

このあたりから本格的に建築士を交えて共に考えるのが良いと思います。もちろん,そのときでも重要なのは,自分たちの住まい方のイメージをできるだけ正確に建築士に伝えることです。建築士は様々な設計をしてきた経験から,一見矛盾する要求であっても空間的に解決できることもあります。つまり,普通の人々なら住宅計画というと平面図しか考えないでしょうが,建築士は立体的に空間を構成することによって問題解決を試みるわけです。
最近はプライバシーが重要になって,子供たちも自分たちの部屋があたりまえになってきていますが,それは 反面 家族から孤立することになります。また,細かく区切ることによって風通しの悪いくらい雰囲気の住宅になることも多いです。
当初,家族で話しをしたイメージは,専門家が入ることによってだんだん現実化していきます。そして新たなイメージが湧いてきて,徐々に現実のものとなってくるのです。これらの作業が何回か行われて,最終的なプランが決まっていきます。

理想の我が家

理想の我が家:家族会議

土地が決定したら いよいよ住宅の設計に入ります。そのときに重要なのは,まずどのような家庭生活を送りたいかということです。2世帯住宅なら二つの世帯をどのように接合させるのか,家の中心となるリビングをどのように使いたいのか,子供室と夫婦寝室,リビングの関係など どうすればいいのかなど等。先ほどの土地探しと同じように,家族みんなでイメージしましょう。
2世帯住宅の場合,最近は出入口もキッチンもすべて別の場合が多いです。つまり近くに住むのですが財布は二つに分けるという考えです。経験的にもこのほうがうまくいくみたいです。

こぼれ話

こぼれ話:土地探し

 以前 知人が見つけてきた土地で設計依頼を受けました。話を聞くとその土地は周辺価格より安く,売買条件もかなり良く,即決しないと他に持っていかれる可能性が高いとのことです。そこで 至急 仲介業者に直接面談する機会を作ってもらいました。
相手は大手仲介業者で担当課長が対応してくれましたが,何となく落着かない感じがしました。そこで「ひょっとして,事件物じゃないですか?」と尋ねてみました。そしたら案の定 5年前に殺人事件があった現場だという説明でした。TVでも放送されたようです。売買の重要事項説明書の中にもその記載が無く「3年経てば重要事項説明書に記載しなくても良い慣習がある」との弁明です。友人は横にすわり,聞きづらいことを ずばずば質問する私にも驚いていましたが,5年前とはいえ そのような説明の無かったことに対しても憤慨し,結局 話は流れました。
建築の専門家(一級建築士)は,できるだけ早く巻き込んで話しを進めたほうが良いという事例です。

土地探し

新築住宅:土地探し

 土地探しを始める前に,どこに住むのかということを決めなければなりません。選択のためには様々な要素があります。
 高級住宅街といわれるところは,比較的環境もよいのですが,土地単価が高いため,限られた予算では小さな土地しか手に入れることができません。お子さんがいるところでは,学校区の問題があります。引越しをしたために「いじめにあう」といったことも聞きます。郊外の自然環境のいいところという考えもありますが,ご主人の通勤のことも考慮に入れることも大切です。
 最近は,高齢化が進み 郊外の持ち家を売却して大阪市内のマンション住まいをされる方もいます。市内のほうが交通の便も良いし,インフラが整備されているからです。

土地探し

新築住宅:土地探し-3

  次に,実際にそれらの場所を訪ねてみてください家族みんなでハイキング気分でいってらっしゃい。
どうですか,イメージ通りでしょうか?もしイメージ通りなら,その場所の駅前か近隣の不動産店舗に勇気を持って入りましょう。
 そして,具体的な地名と予算,情報が入った時の連絡先等を伝えておきます。忘れてはならないことは周辺の流通価格がどれくらいかを聞いておくことです。これは,情報が入った時に目安となります。そしてできれば一つの場所で,2箇所くらいの不動産屋に行くことをお勧めします。

土地探し

新築住宅:土地探し-4

 土地を探す際のもう一つの方法として,この段階から建築士を巻き込むことです。土地はその場所,方位,形状などで建物を制限します。ご存知のように建築物には建築基準法や,市町村条例建築協定などが当てはめられますが,それは土地のもつ場所の性格に大いにかかわってきます。
 専門家である建築士に依頼するとそれなりの報酬は必要ですが,始めにどのような住まいを考えているのかを話しておけば,形状や環境など目に見えるもの以外に,その土地にかかる法規制などを調べてふさわしいかどうかのアドバイスをもらえます。
 理想と思われる住宅にふさわしい土地を購入するには 最も良い方法でしょう

住宅の新築

新築住宅:前書き-3

 住宅関連トラブルの相談で問題になったことや今まで様々な住宅の設計をさせていただきました経験を背景に,これから住宅を建てようと考えている人に できるだけトラブルのない住宅の取得をしていただきたいという思いで,いくつかのポイントに絞り込んで書いていきます。

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