こぼれ話

最近の動向

  最近はセキュリティーへの関心が高くなり,工事中の鍵と引渡し時の鍵を変えるのが普通です。メーカーによれば,一つのキーの差込口で工事中と引渡し後のキーを別にする機能を持たせたものもあります。
  シックハウスについても関心が高くなってきています。建材でF4は,ホルムアルデヒロの含有量が少ないのですが,多用すれば微量の合計となり,室内含有量はオーバーすることもあります。
弊社では,工事中の現場敷地内の禁煙はもとより,竣工後のホルムアルデヒト測定を行っています。

工事の竣工時

竣工引渡し時の書類-3

  建物は建った瞬間から朽ち果てていくものです。そのためいろんなメンテナンスが必要となります。住んでいる間に出てくる不具合などの原因を追求するためにどのように施工されたものなのか,材料は何を使ったのかが記載されていますので,大変重要な書類です。保証書なども言うまでもありません。  また,何かの都合で中古物件として販売することになったとき,これらの書類があれば 評価は高まるでしょう。

工事の竣工時

竣工引渡しの書類-2

それではどのようなものが竣工引渡し時の書類としてあるのでしょうか?
例としてあげると下記のようなものがあります。

    1.監理終了報告書
    2.確認通知書・中間検査済証,竣工検査済証
    3.施工図・竣工図
    4.各種機器保証書
    5.取扱説明書
    6.下請け一覧表
    7..鍵ボックス

 こういったものを引き渡されるのですが,ユーザーにとってすぐに必要ではありません。ですから私は,一つのダンボール箱に入れてお渡しするようにお勧めしています。

工事の竣工時

竣工引渡しの書類-1

 工事が終了したら,施工会社から依頼主に建物が引渡されます。つまり鍵の引渡しとなるのです。その際,様々な設備に対する取り扱い説明が行われます。最近では住宅設備も複雑になってきました。  また,工事中に行われた様々な試験検査の結果,打合せ,変更箇所などを記載した書類も引き渡されます。それらの書類は,普段,見る機会の少ないものですが,今後 その住宅の改修などで参考となるので大事に保管すべきものです。
 通常,いい建築事務所が関わっていたら それなりの書類をそろえますが,通常は鍵の引渡しだけのようです。私は そのような慣習はこれからの時代,ユーザーに対して不親切だと思います。

施工業者の選定

工事途中の変更

 依頼主は図面で打合せをしても頭の中で考える空間と実際にたちあがっていく中で体感する空間とはギャップがあります。少しずつ立ち上がっていく中でそのギャップを埋めて場合によっては変更をかけていくのもこの期間です。
 大きな変更の場合に,施工会社は変更の追加費用を要求しますが,微細な変更については建築事務所が却下します。大きな変更か微細な変更か,変更の時期に大きく左右されますから,ここも建築事務所が本領発揮する場面です。

施工業者の選定

工事管理と工事監理

 施工会社が決定したら工事にかかるのですが,図面は立派なものができていてもその図面通り施工されているかどうかチェックする必要があります。それが工事監理です。
 「工事かんり」には2種類あって,「工事管理」とは施工会社の現場監督が職方を指図することで,「工事監理」とは図面に基づいて施工されているかチェックし施工会社に指示するもので,建築事務所の仕事です。
 後者の場合,強く指示しなければならないときがあります。だから,この仕組みを理解されたら先ほどのパターン1・2の建築士では無理があるということがおわかりになると思います。
 工事中には,様々な部分的な納まりや仕上げなどの打合せに概ね1週間に一度程度 建築事務所と施工会社が現場で打合せを行います。

施工業者の選定

入札の意味

 さて,図面がそろったら,次に行うのは施工会社の決定です。私の場合,原則として入札をおすすめします。建築施工は様々な職方が力を合わせて行うものでそれを取りまとめるのが,工務店でありゼネコンといった施工会社です。施工会社の施工費は一律ではありません。それぞれ持ち味があるようにそれぞれ単価が異なります。だから,ひとつの設計図書という土俵(スペック)の上で,各社の工事金額を出してもらうのです。
 しかし,入札だから必ずしも予算内に収まるかどうかは,分かりません。クライアントの要求が大きすぎたら施工費もどんどん膨れ上がるのは当たり前です。最近は無茶な価格入札もありますから,安いからいいというものでもないのです。この辺は建築事務所と相談して,価格を決めるようにしてください。

住宅設計って

その他の図面

 その他,住宅計画の中で考慮すべきことは床暖房・太陽光発電・空調設備などの住宅設備,セキュリティー関係,最近ではインターネット環境(光通信,ADSL,ケーブルTV,家庭内LAN),シックハウス対策などがあります。 

住宅設計って

設計図は大事;契約

 これらにそれぞれ特記仕様書がつき,最低限でも30枚から40枚の図面を作成します。それでも工事中に変更する時もあります。
 住宅相談のトラブル事例で契約書や図面を拝見すると,ほとんどの場合,契約書に2枚程度の図面が添付されているだけのものが多いです。特にハウスメーカーの場合「規格住宅だから出さないのが普通です」と説明しているようです。そして最後には「私はこうしてほしい」と「言った・言わない」で揉めることが多いのです。でもそれは後の祭りです。だから契約書と図面(出来れば要望事項も含めて)は,きっちりと作成した上で契約するようにしましょう。

住宅設計って

住宅の設計って何?

 さて,先ほど話した家族との打合せの中で決めていく設計を基本設計と呼びます。基本設計が決まれば,実施設計に入ります。実施設計では基本設計を元にディテールや仕上などを具体的に図面化していくのです。
 設計図といってもどんな種類のものがあるでしょう。一般的に住宅の設計図というと平面図・立面図・断面図は用意されるみたいですが,それだけでは十分ではありません。

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