施工業者の選定

工事途中の変更

 依頼主は図面で打合せをしても頭の中で考える空間と実際にたちあがっていく中で体感する空間とはギャップがあります。少しずつ立ち上がっていく中でそのギャップを埋めて場合によっては変更をかけていくのもこの期間です。
 大きな変更の場合に,施工会社は変更の追加費用を要求しますが,微細な変更については建築事務所が却下します。大きな変更か微細な変更か,変更の時期に大きく左右されますから,ここも建築事務所が本領発揮する場面です。

施工業者の選定

工事管理と工事監理

 施工会社が決定したら工事にかかるのですが,図面は立派なものができていてもその図面通り施工されているかどうかチェックする必要があります。それが工事監理です。
 「工事かんり」には2種類あって,「工事管理」とは施工会社の現場監督が職方を指図することで,「工事監理」とは図面に基づいて施工されているかチェックし施工会社に指示するもので,建築事務所の仕事です。
 後者の場合,強く指示しなければならないときがあります。だから,この仕組みを理解されたら先ほどのパターン1・2の建築士では無理があるということがおわかりになると思います。
 工事中には,様々な部分的な納まりや仕上げなどの打合せに概ね1週間に一度程度 建築事務所と施工会社が現場で打合せを行います。

施工業者の選定

入札の意味

 さて,図面がそろったら,次に行うのは施工会社の決定です。私の場合,原則として入札をおすすめします。建築施工は様々な職方が力を合わせて行うものでそれを取りまとめるのが,工務店でありゼネコンといった施工会社です。施工会社の施工費は一律ではありません。それぞれ持ち味があるようにそれぞれ単価が異なります。だから,ひとつの設計図書という土俵(スペック)の上で,各社の工事金額を出してもらうのです。
 しかし,入札だから必ずしも予算内に収まるかどうかは,分かりません。クライアントの要求が大きすぎたら施工費もどんどん膨れ上がるのは当たり前です。最近は無茶な価格入札もありますから,安いからいいというものでもないのです。この辺は建築事務所と相談して,価格を決めるようにしてください。


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